内部統制システムに関する基本方針に関する愚痴

IPOには上場審査に耐えられる管理体制が必要。金商法、コーポレートガバナンス、それに会社法の視点も入れて内部統制に関する基本方針が策定されていると内部監査する時にはありがたい。監査役もありがたいんちゃうかな？

と言うのは簡単だけど、IPO目指す企業にはなかなか管理系の人材の層も薄く、そもそも営業系を重視しないといけないということもあり、内部統制に関する基本方針も会社法を満たすことを意識しない人が作成したり、社内規程もどこからかもらったフォーマットの流用で済ますってこともよくあるみたい。

監査していると、会社法を意識していないことはもちろん、社内規程もフォーマットの流用が丸わかり。誤字脱字は普通で規程間の整合性が無いこともある。この辺り、全部の規程を片っ端から見て、一覧表にして、再検証してくださいと提言したら激おこプンプン丸ですよ。いやいや、本来はそっちで見るべき項目でしょうが。取締役会に出す前にちゃんと確認しとけよと言いたい。が、言うわけもなく。

ガチで取締役会に承認貰う書面がこのレベルかと、悲しい気持ちになりますわ。しかもワタシは内部監査室長なんだけど、1人監査室。

事務所の席替えで名前が無かったり、全社総会の席順にも名前が無かったりと、扱いも丁寧では無いのも悲しさを増大しますわ。

公認不正検査士の認定もまだ来ないし。

はぁ。今日はしんどいっす。